内容説明
手塚治虫がデヴューし、ストーリーマンガを確立してから40年余り。日本のマンガはつねに時代を映す鏡であり、かつ時代をリードしてきた。その独自の言語、記号、表象は恐るべき速さで増殖し、開発されつづけ、いまやMANGAは世界中の注目を集めるまでに至った。この本では作品論の枠を越え、メディアとしての特殊性と普遍性をさまざまな角度、視点、立場から浮かびあがらせることを試みた。
目次
第1章 マンガは現代の薬か
第2章 少女マンガの映すもの
第3章 都市とマンガ
第4章 マンガの表象とシステム
座談会 ジャパニーズ・コミックスの特殊性
インタビュー マンガ雑誌の現場から