内容説明
小児麻痺というハンディを負いながら、強力なリーダーシップでニューディール政策を推進、四期大統領に選ばれた稀有な政治家の生涯を描く。100点余の貴重な写真も収録。
目次
1 アメリカを変えた男
2 ゆたかな少年時代
3 恋と政治
4 ルーズベルト先生
5 ホワイトハウスへ
6 ルーズベルトと大恐慌
7 複雑極まる男
8 戦争の暗雲
9 最高指令官
10 平和への道
ルーズベルト探索
ルーズベルト写真集
ルーズベルトに関する書籍
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュンジュン
12
典型的なエスタブリッシュメントとして順調に階梯を昇っていた野心満々のルーズベルト。転機は1921年夏。突如、小児麻痺(ポリオ)を患い、以後車いす生活に(ワクチンが開発されるのは彼の死後1955年)。ここからの復活劇が凄い。世界恐慌の震源地ニューヨークの知事から大統領へ。内に恐慌、外に戦争と内憂外患のアメリカを、連合国を率いるが勝利目前で死去。ドラマチックな生涯と複雑な性格を100点程の写真とともに分かり易く描く。2025/04/01
J.T.
2
サクっと読めるので、軽く知るにはいい一冊。ところでルーズベルトの脚が不自由であったことは全く知らなかった。チャーチルとスターリンと並んで座っている有名な写真があるが、あれはやっぱり脚の悪かったルーズベルトへの配慮だったのか?2015/09/03
夢仙人
1
日本を戦争に追い込んだ人物であるが、偉大な大統領であったことは事実である。冷徹な判断と行動力に感服する。2010/12/03
かろりめいと
0
原書1990年刊。FDRのコンパクトな伝記。気軽に読めます。ただ、日本に関する記述については疑問。2019/02/16