内容説明
宗教、占い、神秘学。前世論や世紀末論がブームになったり、美しさにやたら執着してみたり、男が異常にやさしかったり、純愛や不倫、年上の女との恋が目立ったり。―光源氏の人並み外れた女性遍歴に見える「愛の渇き」の物語の行き着く先が、愛欲の果て浮舟がたどりついた「宗教」だったというのも、実に考えさせられる結末ではないか。
目次
1 古代は愛の実力社会
2 平成の平安化
3 時代劇以前のこと
4 あらざらむこの世のほかの思ひ出に
5 愛の構造
宗教、占い、神秘学。前世論や世紀末論がブームになったり、美しさにやたら執着してみたり、男が異常にやさしかったり、純愛や不倫、年上の女との恋が目立ったり。―光源氏の人並み外れた女性遍歴に見える「愛の渇き」の物語の行き着く先が、愛欲の果て浮舟がたどりついた「宗教」だったというのも、実に考えさせられる結末ではないか。
1 古代は愛の実力社会
2 平成の平安化
3 時代劇以前のこと
4 あらざらむこの世のほかの思ひ出に
5 愛の構造
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