グリムの笑い話―大人のメルヘン

グリムの笑い話―大人のメルヘン

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20X13cm
  • 商品コード 9784871881166
  • NDC分類 943
  • Cコード C1097

内容説明

一日の労働を終えた一杯機嫌の男たちが現実を茶化し、人間のずるさ、弱さを笑う。そのパワーがグリムの笑い話を育くむ土壌になった。

目次

1 猫と鼠の共暮らし―世の中とはこうしたものさ
2 賢いグレーテル―機転のきく女が演出した一幕物
3 賢いエルゼ―取り越し苦労は人の常
4 賢い百姓の娘―利口で情も深い良妻
5 百姓と悪魔―人間の知恵は悪魔を制す
6 ブレーメン市の楽師たち―窓際族の再出発
7 勇ましい、ちびの仕立屋―抜け目のない奴にはかなわない
8 幸せハンス―母への回帰
9 貧亡人と金持ち―心の豊かさはあべこべ
10 漁師とその妻の話―欲深女房と恐妻亭主
11 天国の仕立屋―自分に甘く他人に厳しい
12 名親の死神―人間と死
13 解雇された兵士の笑い話―冷酷な王・上官への恨み

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ティス@考える豚

3
グリム童話を読む際の副読本として良し。笑い話とはその名の通りでグリム童話の新しい魅力に気づかされた。グレーテルの笑い話は最近読んだ『狂言の粗筋集』でよく見かけた頓知話に通ずるウィットさがあって感心した。幸せなハンスは逆わらしべ長者ながら、考え方がとても前向きで明るく笑えた。名親の死神のレパートリーは広く世界中に存在するようで童話の集合的無意識を感じる。グリムのメルヒェンに関してよく見かける『子供向けの「童話」ではない』とする主張は確かにわかる。グリムは全部読んだが読み返して解説書を読むと新しい気持ちになれ2016/01/08

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