内容説明
若狭の地で育ち、教職に就きながら、仏教に学び、自然と深く関わりながら日常生活を営むなかで、自然の素材である木や紙や石などを手にして、それらが語る言葉に耳を傾け、それらの素材と一体になって制作活動を行ってきた造形作家の作品集。
目次
評論(斎藤義重と長谷光城の間;長谷光城の軌跡;長谷光城の作品)
作品図版(紙;木;石;布;鉄/鉛;平面)
資料(評論;個展案内状から;主要参考文献)
著者等紹介
長谷光城[ナガタニミツシロ]
1943年9月長谷諒卓と扶次子の長男として旧満州牡丹江で生まれる。父は職業軍人。1944年、父が戦死。満州から引き揚げ、福井県若狭にて祖母、母と暮らす。1966年、多摩美術大学を卒業。神奈川県川崎市向小学校に勤務。1975年、第1回個展“Knit”を開催。1976年、第2回武生美協展に出品、武生美術大賞を受賞。1977年、第32回北美30周年記念展/特別企画 長谷光城展に出品、第5回北美大賞を受賞。1978年、第1回北九州絵画ビエンナーレに出品、北陽会賞を受賞。1983年、第16回現代日本美術展に出品、大賞を受賞。2000年、福井県立美方高等学校校長。2002年、福井県教育庁教育審議監。2004年、定年退職。2004年、福井県教育委員会教育功労賞を受賞。2005年、若狭町教育委員長。2006年、若狭ものづくり美学舎を開校、チーフディレクター。2007年、若狭町文化振興アドバイザー。2007年、教育・文化ふくい創造会議委員。2009年、福井県政功労者表彰。NPO法人若狭美&Bネットを設立、理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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