目次
第1部 教育における個人・共同体・国家(教育法の基礎概念の批判的検討;憲法教育というジレンマ―教育の主要任務か、中立的教育の例外か;国民統合と手段としての公教育―言語・価値教育、そして憲法・教育基本法の擁護に向けて)
第2部 民主的価値の教育をめぐって(憲法教育の再検討;国家と公教育の関係の再定義―フランスの共和主義的学校法制の現況を中心に;公教育におけるCivic Educationと多様性―チャーター・スクールの提起する問題 ほか)
第3部 教育の目的と教育する主体の位置づけ(教育主体観をめぐる試行的考察;憲法学における「教育権論」のパラダイム;教科書採択制度と教育権の所在―最近の教科書問題を素材に ほか)
著者等紹介
戸波江二[トナミコウジ]
1947年生まれ。1970年東京大学法学部卒、1977年東京大学法学政治学研究科大学院博士課程単位取得退学、日本大学法学部講師、筑波大学社会科学系助教授・教授を経て、1996年早稲田大学法学部教授、2004年から早稲田大学大学院法務研究科教授。専攻は憲法学、教育法学。主たる研究テーマは、人権の基礎理論および各論、違憲審査制など
西原博史[ニシハラヒロシ]
1958年生まれ。1983年早稲田大学法学部卒、1992年早稲田大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、早稲田大学社会科学部助手、同専任講師・助教授を経て、1999年から早稲田大学社会科学部教授。博士(法学)早稲田大学。専攻は憲法学。主たる研究テーマは、精神的自由権論および人権の基礎理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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