小さな学校が消えた―地方文化に危機が来る

小さな学校が消えた―地方文化に危機が来る

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  • サイズ A5判/ページ数 151p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784871680912

内容説明

新潟県北魚沼郡小出町。町の南東には越後三山の名で知られる八海山、中ノ岳、駒ケ岳がそびえ、信濃川の支流、魚野川が町のまん中を南北に流れる。高い雪の壁が町をすっぽりおおう全国でも有数の豪雪地帯である。干溝は小出町の中心から南東に約4キロメートルほど離れたところにある。干溝小学校は、1950年(昭和25年)に干溝地区が伊米ケ崎村から分村して小出町に編入されたのに伴って、同年4月に小出町立溝甲小学校となった。干溝地区住民は通学条件が悪化する村の校舎の移転新築計画に強く反対し、その反対運動は同盟休校にまで発展した。この本は、干溝住民の運動を世に伝え、学校教育と地域のかかわり、父母の教育参加、行政のありかたなど、学校教育がかかえるさまざまな問題を浮き彫りにし、解決の道を読者の皆さんと一緒に考えることを願ってつくられた。

目次

序章 教育改革は「小さな学校づくりから」―「干溝の灯」を日本の灯へ
1 学校存続にかけた15年
2 地域が支えた干溝の教育
3 裁判と運動
4 今日の教育状況と干溝小学校の教育実践
5 東京高裁判決の教育学

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