出版社内容情報
利益なき売上の正体。出資者が顧客になり、顧客が投資家になる「終わりのない輪」。
25年先でも回収不能。5,000億ドルのインフラ投資が「負の遺産」に変わるカウントダウン。
日本のオルツ事件は「氷山の一角」に過ぎない。世界規模で進行する巧妙な粉飾の構図。
もはや金融の問題ではない。AIの野望を挫くのは「電力が足りない」という物理的な壁だ。
GAFAMが隠蔽する不都合な真実―「売れば売るほど赤字が増える」ビジネスモデルの限界。
NVIDIAを「金」に変えたのは実需か、それともビッグテックによる意図的な買い支えか。
史上最大のポンジ・スキームか、それとも革命か。数字が語る「AI投資」の絶対的矛盾。
米国PJMの電力危機が告げる、シリコンバレーが描いた「AIの未来」
【目次】
序 章 AIバブルの深淵へようこそ
1. 2026年の熱狂の現状
2. スケーリング則 ―AIが『職人技』から『マネーゲーム』になった日
職人技の時代(~2017年頃)/スケーリング則の発見(2020年)/ 「AIはマネーゲームだ」という気づき
3. OpenAI 200億ドル収益 vs 5,000億ドル投資の矛盾
4. 循環取引と物理的限界という二重の危機
循環取引:見せかけの需要/物理的限界:電力とデータセンターの枯渇
5. なぜこの本を書いたのか
6. 日本のオルツ事件から始める理由
7. 本書の構成と読み方
第1章 オルツ事件―119億円が教える循環取引の本質
1. イントロダクション:循環取引とは何か
2. オルツ社の概要と急成長の経緯
資金調達と成長の軌跡
3. 循環取引の詳細な仕組み
① 資金の出口:「広告宣伝費」の異常な膨張/② 「スーパーパートナー」の実態
4. 資金の流れの詳細分析:119億円の虚構
KPIの捏造:99%継続率の嘘
5. なぜ監査法人が見抜けなかったのか
監査の失敗と構造的欠陥
6. VCと主幹事証券の問題
7. SaaSモデルの盲点
8. 発覚の経緯と第三者委員会
9. 崩壊の過程(2025年4月~8月)
10. 株主・債権者への影響
11. 関係者の責任追及
12. 「極めて単純」が示す教訓
13. アメリカAI業界への示唆
14. 逮捕・起訴・初公判―関係者の刑事責任
逮捕された4名の人物と役割/逮捕から起訴まで:東京地検特捜部の捜査経緯/初公判(2026年3月9日):全員が起訴内容を認める
第2章 NVIDIAとOpenAIの「20兆円の循環」
1. イントロダクション:オルツからアメリカへ
2. Bloombergが公開した循環マップの全貌
3. 2023年:Microsoftの130億ドル投資とAzure還流
4. 2024年:NVIDIAの投資攻勢(OpenAI・xAI・Mistral)
5. 2025年:OpenAIの1兆ドルディール
Stargateプロジェクトの実態とOracleとのクラウド契約/AMDとのGPU購入契約
6. 2026年:さらなる拡大(CoreWeave・Amazon)
7. CoreWeaveとNeocloudへの投資と還流
8. 「循環取引」と「ベンダーファイナンス」の境界線
9. ジェンスン・フアンCEOの反論とショートセラーの反証
10. OpenAIの収益実態:ARR 200億ドル超・実績収益131億ドル vs 赤字
11. 5,000億ドルインフラ投資の回収計算
12. 「見かけの需要」を作り出すリスク<
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