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内容説明
ジャニーズ性加害問題をいち早く告発した幻の作品。56年ぶりに復刊。反骨のルポライターが、政界とメディアと癒着した「芸能における搾取の実態」と「スターという虚像の本質」へ迫る。
目次
芸能プロとは何か(「五厘」から“芸能プロ”へ;スター誕生の楽屋裏;管理されるタレントたち;文化を退廃させるもの)
ナベ・プロの戦後史(占領政策と芸能プロダクション;売弁の系譜;ロカビリー旋風に乗って;付“戦後芸能年史譜”)
芸能界の「聖域」(アンチ・ナベ・プロ戦線の崩壊;芸能コンツェルンの実態;“群小”プロの展望;西野バレエ団のばあい)
繁栄の裏側(芸能プロダクションと労働法;税法上のからくり;ギャランティの不可思議;組織暴力との同盟)
虚像を斬る(タイガース売り出し作戦;「擬ビートルズ」考;ジャニーズ解散・始末記;期待される?タレント像)
50年以上の年月を経ても変わらない「芸能の論理」から現代を考える
著者等紹介
竹中労[タケナカロウ]
1930年生まれ。91年死去。フリーのルポライターとして活躍。政治から芸能まで広い分野をテーマに、権威とは無縁な時代の心性を掘り起こす文章は、竹中節として多くの読者を魅了した。父親は画家の竹中英太郎(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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unterwelt
0
1968年に刊行された書籍の復刊。当時芸能界で権勢をふるっていたナベプロの成立からタレントのギャラや酷使までを暴いた本。約60年前の本だがテレビ局が「ナベプロのタレントがいないと番組が作れない」と言い、自分に不都合なことが起きるとマスコミや政財界を使ってもみ消したり脅したりという部分は、ナベプロの部分を変えてしまえば今でも通用してしまうのがなんとも。というか、ジャニーズ事務所はナベプロがやっていたことをそのままやっていたのだなぁ。あと戦後のどさくさで出来た芸能界の仕組みが終わろうとしているという感もある。2025/04/12
ふく
0
まさかのGHQ2024/06/16