内容説明
気候変動・生態系危機から戦争、貧困・食糧危機、不平等、疾病、急増する難民…人類的危機をもたらしている資本主義を乗り超える可能性を政治学的に考察。
目次
序章 20世紀と決別できるか―「移行期(トランジション)」を掘り下げる
第1部 分断化されたグローバル世界の現在(分断化の現実から見えるグローバルな世界;新自由主義とは何であったのか?;空洞化するウエストファリア世界秩序)
第2部 政治経済学の再考:「国家‐社会」関係の視座から(「国家‐社会」関係の再構築―政治空間と市民社会空間;グローバル・サウスにおける社会運動―自立は可能か)
第3部 プルーリバース(多元世界)に向かう地平を(新自由主義の終焉の時代;ポスト資本主義への政治空間を再構築する;重層的な世界秩序とグローバル市民社会の構想;世界社会フォーラムとグローバルな社会運動の展望)
結びに パンデミックからウクライナ―グローバルな市民社会に向け
著者等紹介
松下冽[マツシタキヨシ]
1947年東京生まれ。現在、立命館大学名誉教授・博士(国際関係学)。政治学者。専門はラテンアメリカ政治/途上国政治論。早稲田大学法学部卒業、明治大学大学院政治経済学研究科単位取得退学。和歌山大学教育学部教授、立命館大学国際関係学部教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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