内容説明
戦争をなくす力を何に求めるべきか。ロシアのウクライナ侵略でわかった憲法9条の世界史的意義。
目次
日本初の9条の記念碑 沖縄県那覇市
ひめゆりの女生徒たちの訴え 沖縄県南風原町
世界中が9条の精神で満ちる 沖縄県読谷村
軍は住民を守らない 沖縄県西原町
命どぅ宝 沖縄県大宜味村
倒れる鳩を支える9条 沖縄県石垣市
ふたたび島を基地にしてはならない 沖縄県宮古市
龍馬の脱藩、脱原発の道 愛媛県大洲市
原爆詩人の墓に 広島県広島市
タイムカプセル 岡山県鏡野町〔ほか〕
著者等紹介
伊藤千尋[イトウチヒロ]
ジャーナリスト。1949年、山口県生まれ。朝日新聞記者として国際報道に携わる。サンパウロ支局長、バルセロナ支局長、ロサンゼルス支局長などを歴任。82か国を現地取材した。退職後、フリーのジャーナリストとして取材、執筆、講演活動に邁進。「九条の会」世話人、「コスタリカ平和の会」共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ブック
7
日本中、いや、世界中にある憲法9条の記念碑を訪ねて歩いた記録だが、ひとつひとつに建てた人々の戦争体験や平和への想いが綴られる。そもそも憲法そのものや憲法9条を巡る意見がイデオロギー化し、近年では反戦を願う集会のために公的機関が場所を貸さないなど、好戦的な自民党政権によってだいぶこの国の精神は歪められてしまった。しかし戦争を経験した人々の想いを聞けば、やはり平和憲法を軽んじてはいけないと思うし、この憲法を持つことを誇らしく思うのだ。私はすべての人の平和を願う立場として、日本国憲法と9条を守りたいと思った。2022/06/16
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