権利としての生活保護法―その理念と実務

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  • サイズ A5判/ページ数 221p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784871540889
  • NDC分類 369.2
  • Cコード C3036

内容説明

本書の構成は、通常の生活保護法の書籍とは異なり、まず全般的な情勢を中心に説明して、その中で理念的なものを検討する。次に、生活保護法の「実務」の整理として、実体法の視点から要件・効果論の形式で説明し、手続法の視点から「相談→申請→調査→決定→給付」という流れを説明する。最後に、「援助」として、福祉事務所の違法行為に対する法律家による救済と福祉事務所が行う対人サービスとしてのケースワークについて説明するものである。

目次

第1編 理念と現実(生存権とはなにか;生活保護をめぐる状況)
第2編 要件・効果からみた生活保護(開始の要件;開始の効果;典型的は変更の例;停廃止の類型;法63条に基づく返還;法78条に基づく費用徴収)
第3編 生活保護の手続(開始の手続;相談・助言;申請;調査;保護の決定;申請・届出の基づく変更・停廃止の手続;不利益処分)
第4編 援助と救済(福祉事務所の違法な対応への法的救済;被保護者への一般的な法的救済の要点;要保護者への援助)

著者等紹介

森川清[モリカワキヨシ]
1961年東京都に生まれる。1984年東京大学法学部卒業。1984年から1986年まで川崎製鉄株式会社勤務。1988年から2002年まで葛飾区福祉事務所にてケースワーカー。2003年弁護士登録。日弁連第49回人権擁護大会シンポジウム「現代日本の貧困と生存権保障」実行委員、同第51回人権擁護大学シンポジウム「労働と貧困」事務局次長を務める。現在、日弁連貧困と人権に関する委員会事務局次長、首都圏生活保護支援法律家ネットワーク事務局長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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