目次
1 原爆地獄―1945年8月
2 日本被団協前史―一九四五年~一九五六年七月
3 日本被団協の結成―一九五六年八月~一九七〇年
4 「要求骨子」をかかげて―一九七一年~一九七六年
5 七七国際シンポから「基本要求」へ―一九七七年~一九八四年
6 「基本要求」をかかげて―一九八五年~一九八九年
7 被爆四五周年運動と「援護に関する法律」―一九九〇年~二〇〇〇年
8 ふたたび被爆者をつくるな、核兵器をなくせ戦争のない世界を―二〇〇一年~二〇〇六年
特別稿
感想・レビュー
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みんな本や雑誌が大好き!?
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本書の「日本被団協の結成」の5章のタイトルは「日本被団協、機能不全に」となっています。なかなか正直で、自虐的なところもあるようです。この点は評価もできますね。 この本を読むまで、私も実は知らなかったのですが、原水協の分裂が被団協にも大きな影響を与えていたようです。詳細は本書を読まれるといいと思いますが、お膝元の「広島県被団協」も日本共産党系とそうでないのと二分されたのです。幸い、あらゆる核実験に反対すると表明した主流派のほうが優勢でノーベル賞を受賞。分裂した共産系は少数派のようでしたが……。2024/10/18