内容説明
本書は、石原慎太郎・東京都知事と防衛庁・自衛隊による、防災、治安、戦争協力に関する言動を分析し、「防災訓練」という口実で何を狙っているのか、また、東京都がビッグレスキュー関係で出した文書を情報公開で取り寄せ、あるいは防衛庁の各方面隊、各師団に直接問い合わせ、ビッグレスキューでの計画文書と実際に行われた訓練の相違点、ビッグレスキューに潜む闇、問題点、危険性を明らかにしようとするものである。
目次
第1章 「三軍を使った合同大演習」―石原慎太郎とビッグレスキュー(ビッグレスキューの本当の狙い;ビッグレスキューの恐るべき実態)
第2章 「三宅島災害は東京の僥倖」―石原慎太郎と防災対策(東京都と防災対策;自衛隊と防災対策)
第3章 「訓練には治安維持も入っている」―石原慎太郎と治安出動(東京都と治安出動;自衛隊と治安出動)
第4章 「戦争に全面協力する」―石原慎太郎と戦争協力(東京都と戦争協力体制;自衛隊と戦争協力体制)
著者等紹介
久慈力[クジツトム]
1949(昭和24)年、岩手県に生まれる。1970年前後から第三世界、環境、開発、政治、公共事業などの問題で、研究、運動、著作活動を展開。本人訴訟によって住民訴訟、株主訴訟などに取り組む。単行本共著含めて54冊。『週刊金曜日』などで環境問題、公共事業問題等を展開する。主な著作に『チェルノブイリ黙示録』『政治が歪める公共事業』『小沢一郎―恐怖支配の実態』『政界の仕掛人 亀井静香放言録』『官僚国家ニッポンの没落』『石原慎太郎猛語録』『ここがヘンだよ石原都政』『石原慎太郎が総理大臣になったら』など
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