防災という名の石原慎太郎流軍事演習

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784871540285
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C0031

内容説明

本書は、石原慎太郎・東京都知事と防衛庁・自衛隊による、防災、治安、戦争協力に関する言動を分析し、「防災訓練」という口実で何を狙っているのか、また、東京都がビッグレスキュー関係で出した文書を情報公開で取り寄せ、あるいは防衛庁の各方面隊、各師団に直接問い合わせ、ビッグレスキューでの計画文書と実際に行われた訓練の相違点、ビッグレスキューに潜む闇、問題点、危険性を明らかにしようとするものである。

目次

第1章 「三軍を使った合同大演習」―石原慎太郎とビッグレスキュー(ビッグレスキューの本当の狙い;ビッグレスキューの恐るべき実態)
第2章 「三宅島災害は東京の僥倖」―石原慎太郎と防災対策(東京都と防災対策;自衛隊と防災対策)
第3章 「訓練には治安維持も入っている」―石原慎太郎と治安出動(東京都と治安出動;自衛隊と治安出動)
第4章 「戦争に全面協力する」―石原慎太郎と戦争協力(東京都と戦争協力体制;自衛隊と戦争協力体制)

著者等紹介

久慈力[クジツトム]
1949(昭和24)年、岩手県に生まれる。1970年前後から第三世界、環境、開発、政治、公共事業などの問題で、研究、運動、著作活動を展開。本人訴訟によって住民訴訟、株主訴訟などに取り組む。単行本共著含めて54冊。『週刊金曜日』などで環境問題、公共事業問題等を展開する。主な著作に『チェルノブイリ黙示録』『政治が歪める公共事業』『小沢一郎―恐怖支配の実態』『政界の仕掛人 亀井静香放言録』『官僚国家ニッポンの没落』『石原慎太郎猛語録』『ここがヘンだよ石原都政』『石原慎太郎が総理大臣になったら』など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mealla0v0

0
自衛隊の主任務とは国防であるが、いつの間にか「災害援助や防災のヒーロー」となっているではないか。それらはあくまで消防の任務であるはずなのに、それを押しのけるかのように。そんな疑念から著者はジャーナリストとして「ビッグレスキュー東京2000」を取材する。すると、石原慎太郎の「深謀」が見えてきた。それは自衛隊の宣伝であり、軍事国家への復活だと言う。書き癖についてはスルーするとして、災害救援を「天佑」として軍事を推し進めているのは事実であり、災害という例外状態を「防災訓練」として平時に拡大しようと言うのだろう。2017/09/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1213010
  • ご注意事項

最近チェックした商品