内容説明
連続事故、ハイジャック、あわや大事故寸前のテストフライト、そしてVIPフライト、開港前の成田、関西調査フライトなど、DC‐4からボーイング747、DC‐10まで、JAL歴代旅客機のコクピットに座り続けたグレート・キャプテンが綴る空の実録。
目次
第1章 甦る日本の翼(1951~1960年)―DC‐4/DC‐6B/DC‐7Cの時代(航空再開―戦後民間航空の黎明期;待望の国際線スタート;ホノルル直行を可能にしたDC‐7C)
第2章 成長する日本の翼(1961~1970年)―DC‐8/CV880/727の時代(ジェット時代の幕開け;昭和40年頃の国内線事情 ほか)
第3章 伸びゆく日本の翼(1971~1980年)―DC‐8/747の時代(大型機の時代を迎えた世界の空;日本中を震撼させた本邦初のハイジャック ほか)
第4章 安定成長期に入る日本の翼(1981~1985年)―747/DC‐10の時代(中国は近くて遠い国だった;関西国際空港騒音調査飛行 ほか)
第5章 ハイテク機の時代を迎えた日本の翼(1986年~)―767/747‐400/777の時代(ハイテク機の時代到来;技術革新と人間の対応;日航の民営化と747‐400の登場;大型ハイテク双発機の時代)
著者等紹介
諸星廣夫[モロボシヒロオ]
1931年3月14日生まれ/山梨県出身1957年9月運輸省航空大学校本科二期卒業、同年10月日本航空株式会社入社。1958年6月ダグラスDC‐4副操縦士、1964年1月ダグラスDC‐6B機長。その後コンベア880、ダグラスDC‐8、ボーイング747、ダグラスDC‐10の機長を歴任。運航本部DC‐10乗員部部長時代に皇太子殿下・妃殿下(現天皇皇后両陛下)スペイン、ポルトガルご訪問、北欧三国ご訪問、中曽根元首相の北京訪問、東南アジア歴訪、ロンドンサミット、アメリカ大統領表敬訪問、ボンサミットの特別機に総括機長として乗務。1989年8月ジャルフライトアカデミー社長。1991年3月日本航空株式会社定年退職。1994年7月ジャルフライトアカデミー退社。1995年9月航空評論家。総飛行時間16,745時間(うち機長としての飛行時間11,425時間)1990年、黄綬褒賞を授賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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