感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
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この巻はピエール・シャローの登場。彼の代表作のダルザス邸ことガラスの家である。パリの7区、サンジェルマン・デ・プレのごく近くであるらしい。そんな町中にあって、この広さと緑の多さには驚くが、建物も相当に奇抜なデザインである。シャローは、もともとは家具等のデザイナーであったのが、この建物で建築家としてデビューしたそうだ。それ故にか、発想はあれこれと大胆である。特に目を引くのは、なんといっても、ファサードのガラスだろう。さらには、内部空間は天井が高く、むき出しの鉄骨(彩色は施されている)が部屋の中まである⇒2024/11/02