目次
アドリア海の都市
第1章 ドゥブロヴニク
ドゥブロヴニク
第2章 ヴェネツィア
サン・マルコ広場
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
335
『アドリア海の村と街』というタイトルながら、ここに取り上げられているのはドゥブロヴニクとヴェネツィアのみ。もちろん、これら2つの街がアドリア海の典型的なそれであることに異論はないのだが。さて、ドゥブロヴニクだが鳥観図で斜め上空から眺めると極めて顕著なのだが、それはもう全く海にせり出した要塞そのものである。脅威とされたのは主にオスマン・トルコの海軍と海賊であっただろう。一方のヴェネツィアは、これに比すれば猥雑な商業都市のイメージが喚起される。カナル・グランデを中心に、こちらはまさに海に浮かぶ商都である。2020/10/17
林克也
1
ドゥブロヴニクではp.44~45の市壁から見た市街、p.57西門の上から見たプラカの全景、p.71かつてスラヴ人によって拓かれた地区、が良かった。ヴェネツィアではp.90~91市の南西方からの航空写真、p.104空から見たプロクラティエ・ヴェッキエ、が良かった。二川幸夫さんはモノクロ写真の光の表現が素晴らしい。どちらにも行ったことはないし、たぶんこの先も行くことはないだろうが、こういう写真集を見て思いを馳せることならできるので、また良い写真に巡り合えることを願い、感想とします。2016/10/14
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