感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふら〜
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心理学者である東江平之氏の評伝。どのような幼少期から学者へなったのかという伝記パートと、60年代の沖縄言論界にセンセーションを巻き起こした「沖縄人の意識構造の研究」はなぜ生まれたのか、どういうことなのかを中心に著している。単純に伝記としても面白いし、「沖縄人」としての意識とは何だろうか、という沖縄出身・乃至沖縄で育った人は思ったことがあるだろう問題についても改めて考えさせられる。この本が今出るということも「時代の要請」のような気がしてならない。戦前・戦中の名護とか個人的に興味も惹かれるし、満足度高い一冊。2017/06/21
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