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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オリーブ
8
「あの河野さんの本だから、きっと」と思い込みで読んでいたら、なんと驚くことに最後には私、幸せな気分で笑顔になって読み終わっていました。河野さんはあの時ほとんど逮捕が近かったと思います。そして、刑務所に入ったらどうするかまで考えていたんだそうですが、その考え方に変ですが思わず笑ってしまいました。つまり河野さんの生き方、考え方には<どこにいることになってもそのことを楽しもう>が根底にあるんですね。人を恨むことに時間を費やす暇があったら、楽しもうよ!ってことなんですね。私も今の悩みを楽しもう!な~んてね(笑)2014/08/20
eirianda
6
松本サリン事件でマスコミや警察から犯人扱いされた河野義行さんのエッセイ。当時、警察がどのような経緯でマスコミにリークし、どのように巻き込まれていったか、を知りたく読む。警察やマスコミに対する怨み節…そんな興味本位で読んだのに、河野さんのあまりの器の大きさと、その人生観に、自分の黒さを恥じる。すいませんでした。2016/05/12
マカロニ マカロン
1
個人の感想です:A。私の尊敬する現存する日本人2人(河野義行さんと野中広務さん)の人となりがよくわかって興味深い一冊だった。松本サリン事件の被害者でありながら、警察で取り調べを受け、ニュース報道でも容疑者扱いされていたにもかかわらず、オウム実行犯と文通をしたり、交流をしたり、本当に心の広い方だと思います。「何があろうとも、現実の中で小さな喜びをみつけて、そのき自分にできることを精いっぱいやっていく」生き方は本当に素晴らしいと思い私も大いに見習いたいと思います。恨み続けるのは時間とエネルギーの無駄。大賛成!2012/11/24
strawberry cake
1
松本サリン事件の河野さんが、こんなに前向きな魅力がある人だと初めて知りました。とてもつらい立場に立たされたというのに「恨まず憎まず楽しく生きていきたい」「人生なるようになる、だから全力で生きたい」という想いが伝わってきました。2012/10/27
戸川 純子
1
大変な人生を歩んでいる人、ハードな環境にいる人、と思っていた。でも、当人の感覚はそのときどきで柔軟に対処して、「楽しむ」ことをいつも考えている人。意外な一面が・・というよりは、報道にさらされた彼の一面こそが意外な一面だったのだろう。60歳の人生のリセットには大変素晴らしいことで、共感できる。客観的にしんどいことに巻き込まれてるのに、本人は飄々としているところが、蓮池薫さんを連想した。いずれにしろ、私も著者のように生きたいし、今のところ7割くらいはそんな生き方を実践できていると思う。亀の手美味しいですよね。2012/07/30