出版社内容情報
ぼくはぞうだ。
とても おおきい りっぱな ぞうだ。
客観とはなにか。
さまざまな角度からものを見る。
これらが見事に描かれている絵本です。
ここに五味太郎の絵本の原点があります。
初版は1976年(福音館刊)
このたび、32年ぶりに絵本館よりリニューアル復刊いたします!
乞うご期待ください!
五味太郎さんからのメッセージ
五味太郎 『ぼくは ぞうだ』を描いたのはもう30年も昔のことですが、今あらためて読んでみますと、なあんだ、俺は昔から「ぼくは 五味太郎だ」って言いたかったんだなあと少し呆れます。
象や猿や犬や 河馬なんかに、あるいはバスや自動車やヘリコプターや、はたまた 電話や鉛筆や帽子なんかにその思いを託しながら、「ぼくは 五味太郎だ」ってやってきたのだろうな、そう、そうなんだよと思います。
心理学的に言えばこれ、どうなんでしょうね。
自意識過剰なんて雑な言葉で括ってしまうにしてはちょっと惜しいなあ、という気分です。
創作とは所詮そういうもんだ!とこれまた括ってしまっても色気がないなあ、などといろいろ考えている訳です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
74
娘の「ゾウの絵本が読みたい」リクエストに応えて。大きくて立派なことを誇りに思うゾウが、写真の掲載やテレビの出演を嫌がるお話。なぜなら、写真もテレビも、ゾウの本当の大きさ、立派さを表していないから。大きさだけでなく、力持ちなところも、器用な鼻も、食べる量も、自慢なのに伝わらない。だから、最後のページに、本物のゾウと同じ大きさの写真を掲載。でも、本が小さすぎるから、これでも伝わらないよなあ・・・2016/07/31
かおりんご
36
絵本。ぞうさんは、自分が大好きなんだなというのが感想。2015/10/06
たーちゃん
28
【図書館本】ぞうが自分はとっても大きくて立派なぞうだと言っています🐘本の中でもテレビの中でもぞうの本当の大きさは分からないとぞうは言います。たしかにその通り。やっぱり実物を見ないと😄息子もそろそろ動物園や水族館に連れて行ってあげないと🎶2019/03/03
くぅ
24
順番間違えた。"ひー"の前に読めばよかった( ▽|||)前に読んだ絵本のインパクトが強すぎたから、若干ボーッとみてる気がしました、息子。でも、最後にちゃんと動物園に誘導する五味さんの温かさに私はありがたいやらキュンとくるやら。(4歳1ヶ月)2021/06/23
しろくま
24
3年生に読み聞かせ。最後のページに現れた原物大のゾウの写真に大反響。子どもたちは顔や手を合わせて、ゾウの大きさに改めて驚いていました。動物園で見たことはあったとしても、顔を近づけて比べることはそうそうできないものね♪2018/12/03
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