目次
(H)7・1 スペイン、ブルゲーテ 僕にとって天国とは、妻と子供たちが居る本宅と、各階に1人ずつ愛人が住んでいる9階建ての別宅があるところ。僕は手紙を書くのが好きだ。
(F)11・30消印 フランス、パリ 先日は迷惑かけてすまなかった。『ポスト』が2750ドルに原稿料引上げ。マコールモン事件。
(H)12・15 オーストリア、シュルンス ツルゲーネフ、トーマス・マン、小説の主題としての戦争について。
(H)12・24頃 オーストリア、シュルンス 「雨の中の猫」、「季節はずれ」について。ハンク・ウェールズ、ハロルド・スターンズ、マコールモンのこと。シカゴ・ポストの『われらの時代に』の批評。
(H)1925年12・31‐1926年1・1 オーストリア、シュルンス リヴライト社より『春の奔流』の出版を断られたので君から紹介されていたスクリブナーズ社のパーキンズに原稿を送りたい。
(H)4・20頃 フランス、パリ ジョナサン・ケイプ社から『われらの時代に』の出版申込み、『春の奔流』をスクリブナーズ社から出版予定。『日はまた昇る』のタイプ原稿完成。君ならいつかノーベル賞がとれる。
(H)5・4 フランス、パリ 『春の奔流』5月21日に出版予定、『日はまた』の原稿はすでに送った。昨日マーフィ夫妻がパリに到着。D・パーカー、セルデス夫妻たちはスペインに行っている。
(H)5・20頃 スペイン、マドリード 『われらの時代』について君が書いた書評の件でお詫び。今日の闘牛は中止になった。『日はまた』を息子に捧げる理由。
(F)6 フランス、ジュアン・レ・パン 『日はまた昇る』に対する助言。
(F)8あるいは9 フランス、ジュアン・レ・パン 禁酒して猛烈に仕事中。12月10日ニューヨークに出航予定。〔ほか〕
著者等紹介
宮内華代子[ミヤウチカヨコ]
青山学院女子短期大学名誉教授。1968年東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。1971年東京外国語大学大学院外国語学研究科ゲルマン系言語専攻英語学修士課程修了。日本F.スコット・フィッツジェラルド協会会員、日本ヘミングウェイ協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
コニコ@共楽
LcK0812