目次
第1部 シェイクスピア入門(シェイクスピアの故郷;現代に生きるシェイクスピア ほか)
第2部 シェイクスピアの人生観(シェイクスピアの人間哲学;シェイクスピア名言集)
第3部 シェイクスピアと日本文化(新作狂言『じゃじゃ馬馴らし』;もう一本の黒澤シェイクスピア ほか)
第4部 シェイクスピアは地球文化(フォルスタッフとハムレット;日本のシェイクスピア熱を解く)
第5部 シェイクスピア・アズ・グローブ・カルチャー(英文シェイクスピア論への序文 一期一会―駒澤大学大学院の頃;シェイクスピアズ・グローブ・アンド・ジャパン ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
viola
6
やさしいシェイクスピア。裏表紙を見ると、Gentle Shakespeareとあります。単にシェイクスピア入門書なんだと思ったら(かけているのでしょうけど)ベン・ジョンソンのこの言葉だったのですね。序文の名前が抜けているミスはあれど、全体的に溢れんばかりのシェイクスピアへの愛が詰まっていて、読んでいるだけで幸せに。特に第4部のglobeに着目した部分が特筆すべき内容。論文を書く上で一番避けたいことは、「自分がいない」こと。教え子たちに愛されて、幸せな方ですね・・・・著者の本を集中的に読んでいこう。2012/02/12