和泉選書<br> 伊勢志摩と近代文学

和泉選書
伊勢志摩と近代文学

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784870889682
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0395

内容説明

伊勢・志摩という風土が日本近代の作家と如何に関わっているか、換言すれば、この風土が如何なる衝撃・影響を作家に与え、逆に作家の情念・創意がこの風土の有りようをどのように変容させているか、という「文学と風土」の根本的な関係を、八名の研究者による九篇の論文で究明し、序章終章、更に種々の挿話を伝える談話室と関係年表をも加えることにより、その総体的な見通しを提示するのが本書の狙いである。

目次

序章 近代の作家と伊勢・志摩
第1章 伊良子清白『孔雀船』の「律格」と「象徴」
第2章 泉鏡花「歌行燈」論
第3章 梶井基次郎と伊勢志摩
第4章 釈迢空『海やまのあひだ』の基層
第5章 横光利一「旅愁」「秘色」と伊勢神宮
第6章 三島由紀夫「潮騒」の構造
第7章 庄野潤三「浮き燈台」論
第8章 中上文学における伊勢・松阪の位相―「紀州木の国・根の国物語」を中心に
第9章 文学作品にあらわれる「方言」―「潮騒」の場合
終章 風土文学研究の在り方と現在

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