内容説明
本書は、日本の近代文学(現代を含む)に焦点をあて、主要な二十七篇を取りあげ、そこで「運命」がどのように展開しているかを中心に考察したものである。作品の中の「運命」という語を手がかりに、その作者が「運命」をどのようにとらえ、いかにくりひろげているかを究めようとした。
目次
第1章 明治大正文学における「運命」の展開
第2章 自然主義文学における「運命」の展開
第3章 武者小路実篤における「運命」の展開
第4章 白樺派文学における「運命」の展開
第5章 昭和文学における「運命」の展開
第6章 三島由紀夫における「運命」の展開
第7章 現代女性作家における「運命」の展開