近代文学研究叢刊 漱石作品の内と外

高木 文雄【著】

和泉書院（1994/03発売）

• サイズ A5判／ページ数 490,／高さ 22cm
• 商品コード 9784870886414
• NDC分類 910.268
• Cコード C3395

内容説明

『こゝろ』の〈先生〉の末路を見据え、『明暗』の世界を楽しげに語る漱石の最晩年の到達を、「坊っちゃん」まで遡って追跡。

目次

漱石作品の〈語り手〉
若醜剔抉―「坊っちゃん」から『道草』まで
「坊っちゃん」の初出製版をめぐって
『「坊っちゃん」新校と解説』頭注抄
三四郎の上京
『三四郎』論
『こゝろ』粗描
『道草』の〈語り手〉
柳のある風景―『明暗』の方法
初期の句―漱石句私解
漱石の〈天〉
「年末の一日」考―芥川における漱石の影
漱石・老舎・倫敦〔ほか〕