内容説明
いろ、にほひ、おと、三つの視点で織りなす王朝絵巻、光源氏が京言葉で語りかける。
目次
いろ(あざれたる大君姿;光源氏の運命にかかわった女たち;『源氏物語』の男と女)
にほひ(「にほひ」―光源氏の美しさ;「ものゝあはれ」と佗び・さび;光源氏の恋―出会いと別れ;人形―ひとかた;「人の心を動かすくさはひ」;「源語」三題;『源氏物語』と道の世界;『源氏物語』の六条院と鳥羽離宮)
おと(自然のリズム―『源氏物語』と京ことば;重層の美―京都;『源氏物語』と現代京ことば;『源氏物語』と音楽;京文化と京ことば―移り行き、見立て、とり合わせ、かさね)