目次
1 紙芝居―実演の手引き編(上達のヒント)(心に届く、紙芝居の演じ方(3つの基本=声・間・抜き方))
2 紙芝居―実作指導編(手作り紙芝居―絵と物語の創作ポイント)(紙芝居のドラマツルギー(劇作法)
紙芝居の絵画)
3 紙芝居―理論編(紙芝居の世界と子どもたち)(紙芝居の魅力と可能性;紙芝居が育てるもの―幼児教育・保育の中の紙芝居;物語の力―子どもの成長と物語;紙芝居研究の課題―文化史の視点から)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みーなんきー
19
紙芝居は奥が深い。今までに自分が感じて普通にやっていた事、或いは何気に使ってしまっていたよくないテクニック、などが判明した。あくまでも目的は子供がお話に集中できるように、が一番。話し手が目立ったり、夢中になりすぎてはいけない。2021/05/17
anne@灯れ松明の火
10
新刊棚で。おはなしライブの参考に、前半の「実演の手引き」「実作指導」を読んだ。今までにも何冊かこういう本を読んでいるので、特に目新しいことはないが、実例を引きながら、写真やイラストも多く、読みやすい。2015/03/30
ヒラP@ehon.gohon
8
日ごろ、紙芝居の裏を読むだけ、紙芝居を絵本より下に思っている方には、改めて紙芝居の存在意義、子どもたちとのコミュニケーションとの関係性を再認識させられる本だと思います。 前半では、紙芝居の演じ方のノウハウについて語られていて、技術向上の参考にお薦めです。 後半の理論編は、紙芝居を演じることについて、意味深い解説があって、とても感銘を受けました。2019/06/14
航輝
3
図書館本 第1章が読み方や紙芝居の演じ方等の技術的なこと残りは紙芝居の歴史や研究について 紙芝居って実は奥が深い 紙芝居の技術は参考にしていきたい2024/04/18
のん@絵本童話専門
2
紙芝居の演じ方、特徴について詳しく書かれた一冊でした。紙芝居には紙の引き抜き方に色んな工夫ができることを知り驚きました。「感じる絵(個性的な絵)よりも分かる絵が紙芝居には必要」「場が落ち着かないときの原因は演じ手にある(手厳しい~)」数人の方が寄稿された理論には、絵本や日々の子育てにも通じる大事な内容もたくさん含まれていました!自然や社会と関わる実体験と文字で書かれた文章、両方の物語のバランスが大事。実体験の物語が弱い現代の子ども達について書かれたのは加藤繁美教授。2021/04/02