内容説明
教師と子どもたちが、共に育ちつつ、想定外の未知の困難に打ち勝つ強靱な“教養ある人”へと、自分を変えて行く。その教育実践の場が授業。『森の出口はどこか?』の授業を典型とし、“知る”から“わかる”を経て“生きる”に到る、授業の“事態そのものへ”の現象学への道を考究する。
目次
第1部 子どもの世界に学ぶ(少年の感情と表現に学ぶ)
第2部 生きられる世界の創造―授業の現象学的心理学への道(「わかる」の心理学をめざす;授業を「わかる」;「数学をつくる」授業をめざして ほか)
第3部 実践者の世界に学ぶ(人間科学としての教授学をめざす;斎藤喜博の世界に学ぶ;「みる」と「みえる」の創造)
著者等紹介
吉田章宏[ヨシダアキヒロ]
1995年東京大學名譽教授。1934年東京神田の生まれ。都立日比谷高校卒。東京大学・理科一類入学、教育学部・教育心理学科卒業、東京大学大学院修士・博士課程修了。ブルフライト大学院留学生として米国イリノイ州立大学大学院、1967年Ph.D.学位取得。職歴:イリノイ大学研究助手、コーネル大学研究員、お茶の水女子大学助教授、東京大学助教授・教授、デュケイン大学フルブライト上級客員研究員。放送大学客員教授、岩手大学教授、川村学園女子大学教授、淑徳大学教授、2010年現役引退。現在、日本教育心理学会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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