内容説明
本書は『授業と教材解釈』の書名が示すように、著者が、授業の成否は教師の教材解釈の深さによって決定するという観点に立って、教材解釈の本質的な在り方と、その方法論を提示し、その観点から授業の実践記録や指導案に即して授業の構成論や発問の仕方や子どもの意見の取り上げ方や組織化の問題点を具体的に指摘する。その意味で、この書は単なるノウハウを教える教育技術の書ではなく、授業論や子ども観、教材解釈論や授業の方法についてのフィロソフィーの書である。観察した授業と指導案について教材解釈が固定的で一般的・常識的であり、対象とする子どもの現実の行動や論理や感覚につながりがないこと、それに起因して学習課題の不明確さと授業展開の角度の甘さ、授業の核と授業構成の問題点、一般的な教師の発問や子どもの意見の引き出し方とその組織化並びに授業の方法・技術の問題点を指摘し、授業の成立の基本原則を提示する。
目次
1 教材の解釈と授業の方法
2 教材の多様な解釈と授業の展開
3 詩の授業の方法と原則
4 教材の深い読みとりと授業の発展
5 授業案と授業
6 4つの授業の問題点
7 教材に対面した主体的な解釈と朗読
8 教材解釈の背景にあるもの
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