内容説明
本書は、人類の起原とその進化の跡をたどりながら、おおよそ1万年前頃より現代にいたる文明とその諸活動を生み出したインフラストラクチャーのうち、橋梁や建築物を中心とした構造物の技術の展開と発展のあゆみを追ったものである。また、構造物の歴史は各時代の科学技術全般の展開と深く係わりを持っているため、それらの時代背景や造船、鉄道、道路、機械、構造材料としての鉄鋼、セメントなど各分野の技術の歴史も紹介している。「力」、「力の釣り合い」といった基礎的な内容から、現在、構造物の設計理論として体系づけられている「材料力学」、「流体力学」、「構造力学」などの誕生から確立まで、広範囲にわたる構造力学のあゆみを詳述している。
目次
旧石器時代
バビロンの都
ローマの石造アーチ
中世の技術
構造学の誕生
力学諸原理と流体力学の確立
産業革命への胎動
錬鉄と蒸気の登場
錬鉄の時代
構造工学の確立
鋼とコンクリートの登場
鋼とコンクリートの時代
ラーメン力学の展開
著者等紹介
藤本盛久[フジモトモリヒサ]
工学博士。東京工業大学名誉教授。神奈川大学名誉教授。1923年東京に生まれる。1946年東京工業大学卒業。1948年都立工業専門学校教授。1953年東京工業大学助教授。1962年東京工業大学教授。1982年東京工業大学工学部長。1984年神奈川大学教授。1985年日本学術会議会員(第13期)(第14期)。1990年神奈川大学学長。1996年神奈川大学理事長。おもな受賞・章は1959年日本建築学会学会賞。1984年日本鉄鋼協会浅田賞。1985年日本鋼構造協会業績賞。1996年日本建築学会大賞。2000年勲二等瑞宝章
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