内容説明
お玉が池種痘所。ここは東大医学部発祥の地である。この本は江戸における蘭学および天然痘予防の基礎を築いた伊東玄朴の物語で始まる。
目次
伊東玄朴―江戸における種痘物語(医学を志す;長崎留学 ほか)
日本の天然痘流行の歴史(日本の天然痘の流行;蝦夷地での流行 ほか)
日本における種痘の普及(日本に人痘接種を伝えた中国の独立禅師(隠元禅師逸話選より)
緒方春朔―ジェンナーに先立つ人痘による天然痘予防 ほか)
エドワード・ジェンナーの牛痘種痘とその後の動向(エドワード・ジェンナーの牛痘種痘;天然痘撲滅への人類の努力(西欧諸国の物語) ほか)
著者等紹介
伊東貞三[イトウテイゾウ]
昭和4年東京都に生まれる。昭和30年東京大学医学部卒業。昭和36年同大学医学部生物系研究科修業。医学博士。昭和51年アメリカUCLA留学。昭和58年~昭和64年昭和天皇香淳皇后侍医。平成元年~平成12年香淳皇后侍医。平成12年~平成22年小田原新幹線クリニック院長。平成22年~介護老人保健施設オアシス顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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