内容説明
現在、日本の痴呆性高齢者数は約130万。痴呆によって現れる様々な障害を理解し、個別性ある看護・介護を実践しよう。「日常生活に対する援助」(食事、排泄、清潔など)、および「周辺症状への対応」(妄想、幻覚、せん妄、不穏、徘徊、失禁など)については、それぞれ(1)観察ポイント、(2)期待する目標、(3)ケアのポイント、(4)してはいけないこと、の構成で分かりやすく解説。
目次
第1章 痴呆の病理(痴呆の定義;痴呆の臨床症状;痴呆の原因疾患;痴呆の検査と診断 ほか)
第2章 病院・施設における痴呆性高齢者の看護(看護の基本姿勢;看護計画の作り方;日常生活に対する援助;周辺症状への対応 ほか)
著者等紹介
松下正明[マツシタマサアキ]
1962年東京大学医学部医学科卒業、東京大学医学部附属病院精神神経科に入局。1966年東京都立松沢病院医員。971年東京都立松沢病院精神科医長。1973年東京都精神医学総合研究所神経病理部門主任。1987年横浜市立大学医学部精神医学講座教授。1990年東京大学医学部精神医学講座教授。1995年4月~1997年3月まで東京大学医学部附属病院長を兼任。1998年3月東京大学を定年退官、東京大学名誉教授。1998年4月東京都精神医学総合研究所所長。2001年4月東京都立松沢病院長(研究所所長兼任)、現在に至る。日本老年精神医学会理事長、日本神経病理学会理事長、日本精神医学史学会理事長、日本痴呆学会理事、日本老年医学会学術評議員第22回日本痴呆学会学術集会(平成15年)会長その他、多数の学会の要職を務める
金川克子[カナガワカツコ]
1963年東京大学医学部衛生看護学科卒業。1972年保健学博士。1979年金沢大学医療技術短期大学部看護学科教授。1992年東京大学医学部教授。1997年東京大学大学院医学系研究科(地域看護学)教授。2000年石川県立看護大学学長、現在に至る。日本老年看護学会理事、日本看護科学学会理事、日本公衆衛生学会理事、などを務める
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