内容説明
昭和天皇、ヒトラー、近衛文麿、毛沢東、周恩来など昭和史をつくった人々を間近に見つめてきた西園寺公一が、2・26事件から第2次世界大戦前夜から戦後、そして日中国交回復まで赤裸々に歴史の舞台裏を綴る。激動の昭和「裏面史」がいま解き明かされる。
目次
第1章 最後の元老・公望は、天皇の神格化に反対だった
第2章 華族らしくない少年時代
第3章 オックスフォードの青春時代
第4章 農民運動から国際会議の舞台へ
第5章 『グラフィック』創刊と上海への密使
第6章 汪兆銘日中和解工作への参画
第7章 東条、松岡とヒトラー、スターリン
第8章 日米交渉の挫折と開戦への道
第9章 ゾルゲ・尾崎事件と日本の敗戦
第10章 参議院全国区から京都市長選へ出馬
第11章 ウィーンから北京へ、新中国との再会
第12章 ウィーン駐在3年、北京滞在12年
第13章 激動する中国からの帰国
昭和史の証言者として
“伴走”を終わって
西園寺公一年譜
西園寺公一の著作・参考文献