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内容説明
NHK「HUMANドキュメント&クローズアップ現代」で放送されて話題沸騰!大手企業から脱サラ起業する勇気をくれたのは、自閉の画家・弟の宏介でした―。障がいのある子、きょうだいを持つすべての方へ「起業」という道を歩んだ二人のものがたり。
目次
第1章 障がいのある「きょうだい」を持って
第2章 弟の変化と、自身の変化
第3章 脱サラ起業
第4章 事業を軌道にのせるまで
第5章 絵を売るのではなく、感動を売る
第6章 全国の「きょうだい」たちへ
著者等紹介
太田信介[オオタシンスケ]
福岡県太宰府市出身。年子の姉と7歳離れた弟の3人兄弟。弟は知的障がいを伴う重度の自閉症。熊本学園大学卒業後、株式会社ユーコー(パチンコ店を中心に全国展開する企業)入社。28歳の時に店長に昇格、店長を9年勤める。15年勤務した株式会社ユーコーを退社後、個人事業主として2012年5月、太田宏介の絵画の販売・レンタルを中心とする絵届け問屋「kousuke」を起業。2022年1月、会社を「ギャラリー宏介株式会社」として法人化。全国どこからでもオンラインで注文できる絵画レンタル事業を運営する。画家・太田宏介の個展を全国で開催。大丸福岡天神店と太宰府市でギャラリーを運営するほか、太田宏介のオーダー絵画を請け負う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
21
読友さんつぶやきで、ドラマ「ライオンの隠れ家」で、みっくんが描いていた絵の作者の話と知り、隣市分館予約。障がいのある人を兄弟姉妹に持つ人のことを「きょうだい」と呼ぶそうだ。知的障がいを伴う重度の自閉症を抱える宏介さん。母は息子の自立のため、支え、応援。父は一時は酒に逃げるが、その後は共に応援。両親の努力を無駄にしないためにも、兄信介さんは、彼が生み出す感動を届けようと起業。きょうだいの苦悩、起業の過程なども正直に吐露。宏介さんの絵も満載! ドラマファンも、きょうだいについて知りたい人にもオススメ!2025/01/15
なま
5
★4 自閉症の弟と、自閉症を持つ家族の葛藤、起業への準備等を、著者である兄目線で 語る。起業までの著者の心の葛藤や、顧客との関係形成を時間をかけて丁寧にしていた家族の助けがよくわかる。また障害者と共に歩む兄弟姉妹の会『全国きょうだいの会』の存在や事業内容は力強い拠り所。TBS系列ドラマ「ライオンの隠れ家」は、自閉スペクトラム症の弟とその兄の兄弟の物語であるが、ドラマ内で重要な小道具となる、弟が描く色鮮やかな絵は本書の画家、太田宏介作。本書でもカラーで素晴らしい作品の数々を目にする事が出来る。2024/12/14