内容説明
終戦から六十有余年。日本、朝鮮、そして中国。あの戦争が東アジアに残したものは何だったのか。三国の深層にくすぶり続ける戦争のしこり。私たちはまだ戦争を乗り越えてはいない。
目次
第1部 「夜明け」を求めて(明治時代と韓国・清国;朝鮮総督府に思う ほか)
第2部 仏教史家の想い(「歴史」を学ぶ;「仏教」と「仏教史」のはざまで ほか)
第3部 論文 神と仏教(伊勢大神・天照大神考;厩戸王(聖徳太子)の実像を追って)
第4部 講演「倭=日本と新羅交渉史」(倭と任那;欽明大王の「封建任那」の詔諭 ほか)
著者等紹介
田村圓澄[タムラエンチョウ]
1917年奈良県高市郡八木町(現橿原市)に生まれる。1941年九州帝国大学法文学部国史学科卒業。1946年京都帝国大学大学院(旧制)入学。1952年同院修了。1966年文部省在学研究員として、カリフォルニア大学(バークレー・アメリカ)、ロンドン大学(ロンドン・イギリス)に一年間留学。九州大学教授・熊本大学教授・九州歴史資料館長・福岡県人権啓発情報センター館長を経て、九州大学名誉教授・文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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