神々の汚れた手―旧石器捏造・誰も書かなかった真相 文化庁・歴博関係学者の責任を告発する

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  • サイズ A5判/ページ数 372p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784870352216
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0021

内容説明

旧石器捏造事件、真の責任者たちに問う!このままでは、日本の考古学と、国民の信頼を回復できない…。

目次

プロローグ 文化庁官僚学者の免責は許されない
第1章 座散乱木の切り通しで(1976~1981年)
第2章 馬場檀A遺跡の「原人」物語(1984~1986年)
第3章 武蔵野台地に伸びた神々の手(1987年)
第4章 みんなで乗った“上高森行きの電車”(1988~1999年)
第5章 捏造発覚以後(2000年11月5日以降)
エピローグ 再生を求めて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月をみるもの

10
EM 菌議連幹事長が科学技術担当大臣、、、という、カフカ的な状況が生まれるのはなぜなのか? 江戸しぐさのような捏ち上げが教科書に掲載されてるのに、なぜ誰もそれを正せないのか? そう言う疑問を一度でも持ったことがある人なら、絶対に読むべき一冊。客観的/合理的で公明正大だとされてる「科学」も、その担い手でが人間がある以上、社会が設定する枠からは逃れられない。もはや考古学という個別の分野の問題ではないのだ。。2018/10/06

majiro

3
こりゃまた労作。考古学への情熱と、捏造事件当事者への怒りが随所に感じられる。ただ、まあこの人のせいではないんだけど、残念ながら完全な解明には至っていない。しかし、この事件はほんと、なんなんだろうなー。熱に浮かされた、ということなのかなー。考古学そのものではなく、注目されることや、名誉みたいなことに。ともかく!あの事件も、この労作も、未来に活かすしかないのだ。2014/12/12

nob sat

2
前中期旧石器遺跡捏造事件本。この本は角張氏の本と同様に歴史研究家の立場から、この事件に関わり、藤村氏に騙されていたとされる大学教授らを糾弾する。一つ一つ彼らの当時の主張文献を挙げ、藤村氏一人でこの捏造が出来なかったことをほぼ立証する。これまで読んできた関連本の中で最も徹底的に、この事件の真相を暴いている。2013/04/10

やま

1
上原さんの「石の墟塔」を読んで関連する本を読みたくて手に取りました。前期旧石器ねつ造問題を広くとらえていて、事件を掘り下げています。ただ、読んでいるこっちまで重くツラい気持ちになってくるのがツラい。2017/03/01

take

0
自分のブログをかき集めたからか、1冊の本として体系的に記述されておらず読みにくい。ゴッドハンド藤村の個人犯罪として問題を矮小化していることへの反発はまったくその通りだと思う。2015/10/25

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