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内容説明
キャラクターがみんな「同じ顔」なのはなぜ?作者が頻繁に作中に顔を出すのはなぜ?南ちゃんが女性読者に好かれないのはなぜ?ダメな達也がオンナ心をつかむのはなぜ?『タッチ』とBOOWYの意外な共通点とは?謎を解くカギはすべて、マンガの中にあった。
目次
第1章 あだちマジックのカラクリ
第2章 さまよう『タッチ』ジェネレーション
マンガ史から見た「あだち充」 特別インタビュー1 ササキバラ・ゴウ(評論家)―“熱血”が通用しなくなった時代の少年マンガ家
第3章 30代に広がる「あだち充シンドローム」
第4章 女子はなぜ「南ちゃん」が嫌いなのか?
心理学から見た「あだち充」 特別インタビュー2 香山リカ(精神科医)―男性たちの「去勢不安」が、南ちゃん幻想を生んだ
終章 「あだちイズム」が日本を救う
著者等紹介
ツクイヨシヒサ[ツクイヨシヒサ]
ライター。1975年生まれ。栃木県足利市出身。編プロ勤務後、2001年からフリーに。2004年、(有)アンド・エーシー設立。「週刊SPA!」、「月刊宝島」をはじめ数々の雑誌で活躍し、書籍、ムック、広告などの仕事も精力的にこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
呼吸器内科医K
1
大学一年生のとき大学の図書館で借りて読んだ。あだち充の描くキャラクターの顔がみんな似ていることへの大胆だが説得力のある仮説!2023/03/04
桔梗屋
1
数多ある「作品考察本」の中で、一頭地を抜くものとなるためには、「その発想は無かった…」と思わせるだけの尖った主張と、裏付けとなる膨大な証拠、そしてそれを処理する手立ての巧みさが要求されるかと思います。タイトルは確かに尖ってると思うけどなあ…「あだち充ファン」だってのはよく分かるけど、それ以上の何かがあまり無いため、主張に深みとインパクトがやや欠けてる気がします。ま、「あだち充」を採り上げること自体が、尖ってると言えば尖ってると思うけど。世阿弥と能楽に絡ませるなら、もっと幾らでも美味しいネタはあるだろうし。2018/11/04
chipmunk
1
浅倉南、若松みゆきが「男性に依存しない、(当時としては)新しい女性像」って評価されてるのが気になった。浅倉南やってるけど無理矢理頼まれたからだし、本人はあくまで野球部のマネージャーが希望。若松みゆきは兄がいるからという理由でレベル落として青秀高校に進学する。 男性に悪い意味で合わせちゃってると思うのですが。2018/02/24
NGI48
0
あだち充の作品の魅力的が分析されており、これまで「なんとなく」好きだった自分は、なるほどと思わされた。H2、タッチがいっそう好きになった。2013/02/07
のっち4号
0
ぎりぎり『タッチ世代』。タッチは夏休みの夕方の再放送(昔は甲子園時期によく放送してた)で何度もアニメをみた。 思わず、同意してしまう。自分の実力以上は出来ないよ(期待されても困る)、何か言って傷つけるくらいなら 黙る、他人とは争いたくない、などなど。 南ちゃんが同性読者に受けが良くない事についての 考察は面白い。なんと!?そんな心理が!?わたしの中にも! あだち充さんの作品の中に浸りたくなりました。 もう手放しちゃってるだろうなぁ。2011/09/02
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