内容説明
本書にはいまこの地球を襲っているすべての問題―温暖化、環境破壊、エネルギーの枯渇、人口過剰、貧富の格差、南北問題、移民、民族抗争など―が扱われていると同時に、そのすべてが互いに絡み合っていること、そしてその最終的な原因が人間という地上に出現した一つの種の恐るべき進化にあるということが鮮やかに描き出されています。
目次
ある渡り鳥の話
地球は無限ではない
二酸化炭素―その問題点
二酸化炭素―その解決策
森林伐採
海の水位
メキシコ湾流
金星と温室効果
メタンガス
窒素〔ほか〕
著者等紹介
リーヴズ,ユベール[リーヴズ,ユベール][Reeves,Hubert]
1932年カナダのモントリオール市(ケベック州)に生まれる。宇宙物理学者。1953年モントリオール大学物理学科卒業。1955年マクギル大学イートン研究室で原子物理学の修士号を取得。1960年コーネル大学(ニューヨーク州)の物理学科で宇宙物理学の博士号を取得。「野生動物保護のためのリーグ・ロック」の会長としてエコロジー活動も積極的に行っている
高橋啓[タカハシケイ]
1953年北海道に生まれる。帯広市在住。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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表紙に惹かれて読んだ。地球環境の変化には前から興味あったし、3ページの短い話だったから気になるとこだけを読んだ。オオカミの話が印象的だった。近所もイノシシの被害があってて、それも人間による環境の変化なんだろうけど、それをただ退治するのかどうなのか・・・悩ましい。2009/11/04
olivepreppie
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フランスの物理学者がフランスのラジオで語った宇宙と地球と生きものについてのはなし。読みながら、地球が危ないすべての要因は人類にあるのかと頭が痛くなる。読むことを放り投げたくもなったが大切なことだと読み進めた。最後に希望はあった。わたしは音楽や芸術を愛すると同じように自然を愛したい。2009/10/12