内容説明
嫌なことからずっと逃げ続けたら、こうなった。―都内でひとり、両親に借りたお金で細々と食いつなぐ無職の日々。やることは現実逃避のネットとゲーム。「もう生きていたくない」―そんな彼が少しずつ変わっていく。絶望と傲慢のはざまで揺れる20代を切々と綴り、ウェブで大きな共感を得た自虐系コミック。
目次
第1章 シニタイヤツハシネ―浮浪者にも励まされ…。オレ、なにしに東京に来たんだっけ?
第2章 恋とマシンガン―初めてできた友だち。でもみんな無職!
第3章 永遠なるもの―ドキドキのアルバイト面接!人生の分かれ目は高校時代にあった?
第4章 NOW―今日から出社!!無職からフリーターへ。
第5章 わかってもらえるさ―漫画家になれちゃった?…と思ったら壁にブチ当たる。
第6章 魂の本―会社に行けない。やっぱり駄目人間なのかも…。
著者等紹介
トリバタケハルノブ[トリバタケハルノブ]
1975年5月22日三重県伊勢市生まれ。大学を中退後上京。アルバイト生活の後、イラストレーターに。幼児/学生/サラリーマン/婦人など各年代毎の教材・雑誌・書籍・webの挿絵、短い漫画、キャラクターデザインなど、幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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noko
5
田舎から東京に出てきたけれど、大学もすぐに辞めてしまって、ひきこもりに。引きこもっている間は、鬱々とした日々。でもPCを使っていたから、チャットを通して知り合った友人とオフ会などをする様になり、だんだんと人生が好転していきます。なにしろ友人に恵まれているなぁ〜。登場人物に悪意がある人が出てこなくて、優しい人ばかり。でも後書きまで読んだら、フィクションなんだそうで、そこはちょっとだけ残念でした。こういう生きづらさを抱えた人、沢山居ると思う。氷河期だったり、発達障害だったり、リストラやら様々人生山あり谷あり。2022/07/01
みい
4
暗いんだけどしぶといハルちゃん。なんだかんだやりたいことやってるじゃない。がんばれよー。2015/12/12
S君
2
回避性パーソナリティ障害、うつ、双極性障害などが疑われるが、時代を考えるとこんな奴山ほどいた。ポスト団塊ジュニア、氷河期、ジェネレーションX、渋谷系・・・。報われて良かったね。2017/10/22
しらたき
2
読んでいて共感できる部分が多く、なんだか落ち込む。2013/07/26
いわきりなおと
2
おもしろいからみんな買え~2010/01/22