内容説明
太宰は、なぜ変身しつづけたのか?昭和五年晩秋―鎌倉・七里ヶ浜情死行。女は死に、男は生き残った。男は二十一歳の東大生・津島修治、のちの太宰治!―自己愛の人・太宰の心の深淵を穿つ、渾身の書下ろし。
目次
日本橋のネルリ
じぶんで、したこと
光っては崩れる浪のほうへ
傷口にして短刀…
『人間失格』の前味
コメ・トラ合戦
自転公転反転も勝手ですわい
戦火でペンを焙る
『斜陽』前奏
客と酒と客と酒
涙の谷、贋の咳
『女生徒』と二十一世紀
深淵と酩酊
女蛇の庭
著者等紹介
出口裕弘[デグチユウコウ]
1928年、東京に生まれる。1951年、東京大学文学部仏文科卒。元一橋大学教授。作家・フランス文学者
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