内容説明
球団トップとの関係、ヘッドコーチ・島野、田淵に課せられた役割、巨人・原新監督との心理戦など、指揮官・星野仙一を徹底分析。阪神快進撃の舞台裏で何が!生き残るための人間操縦術を探る。
目次
第1章 「善人」に監督は務まらない―「燃える男」星野仙一の深謀
第2章 開幕戦は監督の戦いだった―老練・星野はスターティング・ラインナップを見て笑った
第3章 一流になりたければトップを籠絡せよ―なぜ「投手としては一・五流」の仙さんが監督になれたか
第4章 活きる鉄拳、活きる札束―これが星野式「人を動かす」
第5章 星野流・球場外ビジネス―なぜ、中日が覇気を失い、星野さんが去ったか
第6章 親分は三枚の盾を用意した―島野、田淵、平田に課せられた任務とは何か
第7章 星野監督は阪神のお家騒動を捌けるか―現場に口出しする球団と派閥抗争が待っている
著者等紹介
江本孟紀[エモトタケノリ]
参議院議員・野球評論家。昭和22年高知県生まれ。高知商、法政大、熊谷組で投手として活躍。その後、46年にドラフト外で東映(現・日ハム)に入団。以降、南海を経て51年、江夏豊とのトレードで阪神に移籍。阪神時代の56年8月、あの「ベンチがアホやから」発言の責任をとって引退。その後、ユニークかつ的確な批評で野球解説者としての地位を築く
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感想・レビュー
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v&b
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シーズン途中に踏み込んで書かれている。野球以外の要素多し。全体の構成は(多分あえて)揺らぎがある(同じく語りに近い達川ブログと比べると、文章に寄っている)。現役時に金に執着しなかったこと。(四国ILや海外コーチなどとも関係あるか)。そして<他人の領域にズカズカ入り込む感性と執着があれば、自分の人生はちがったものになっていただろう>と言う旨(あとで参照)、さらりと記した部分が心に残った。 星野氏と同じく多少の美化はあるのかも。あと、辛口は人好きであってこそ、という気がする。田淵、古沢、江本の三人は楽しそう。2017/11/29
星浪昌道
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裏話はさすがだけど、政治の話しやふざけた皮肉は余計だなぁ2024/06/15
Yuki
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著者の直筆サイン入り。オリジナルの所有者から直に頂戴したが、別の私は同氏のファンではないことを付言しておく。2021/01/23