内容説明
親の子に対する愛は、子には逃れられない愛。親になぜ愛するのと問うても、答えられない愛、割り切れない愛、すなわち無理愛―親と子の愛と葛藤、そして閉塞感を鮮やかに描いた、新趣向の書き下ろし長篇ミステリー。
著者等紹介
中山千夏[ナカヤマチナツ]
1948年熊本県生まれ。59年、東京・芸術座で『がめつい奴』に出演し、天才子役として脚光を浴びた後、俳優、歌手、テレビタレントとして活躍した。70年代のウーマンリブ運動、市民運動に参画し、80年、参院選に出馬し当選。また、79年より三期連続して直木賞候補に。90年、月間最優秀外国フィクション賞(イギリス)を受賞
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