ティーナ16歳、トンネルの中の青春―ホームレス生活からの脱出

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  • サイズ B6判/ページ数 397p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784870314641
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

内容説明

ニューヨーク、グランド・セントラル駅の地下に住みついた家出少女ティーナの悪夢のような4年間。ドラッグ中毒、盗み、詐欺、レイプ、そして、愛する親友エイプリルの自殺。壮絶な体験の果てに、更生への第一歩があった…。ホームレス生活から生還した少女の奇跡のノンフィクション。

目次

第1部 出会い(二つの世界;エイプリルとの出会い ほか)
第2部 トンネル(グランド・セントラル駅最深部;サマリタン・ビレッジの初日 ほか)
第3部 薄明(エイプリルの変化;ハリエットの家で ほか)
第4部 出発(トニーおじさんとの暮らし;聖アグネス教会の花束 ほか)

著者等紹介

ティーナ・S.[ティーナS.][Tina S.]
16歳で家出し、グランド・セントラル駅で地下生活をするようになる。薬物に手を出し、物乞い、車荒らしなどで生活費を稼ぎ、何度も投獄される。その後、本書の共著者であるジェイミーなどホームレス支援者の協力のもと、何年かの時間をかけて立ち直ってゆく。現在は、“準備と意志と能力”というホームレス支援組織で、スーパーバイザーとして活躍。ニューヨークのブルックリン在住

ボルニック,ジェイミー・パスター[ボルニック,ジェイミーパスター][Bolnick,Jamie Pastor]
ノンフィクション・ライター。ティーナと出会い、取材をつづけるうちにその魅力に惹かれ、更生の手助けをするようになる。「ニューヨーク・ニューズデイ」などの新聞・雑誌で活躍。ニューヨーク在住

高橋啓[タカハシケイ]
1953年生まれ。早稲田大学文学部卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kitten

7
図書館本。BISビブリオバトルシリーズで武人が紹介していたノンフィクション。80年代アメリカ、ニューヨークの駅に住み着いたホームレスの、転落と再生。当たり前のようにドラッグが出てきて、しかもそれは犯罪ではないのか。ドラッグの恐ろしさがわかる。と同時にそこから再生できたティーナの凄さ。でも、これは若い白人女性だったから成立したのでは?クスリをやるためだけに犯罪に手を染める。それを悪いとも思わないのか。うーん、ちょっとキツい本だったな。2023/04/22

桐一葉

0
たとえ、どんなどん底でも変化していくきっかけがあって、ほんの少しずつ積み重ねていくことで大きな変化になってゆく。それがこの本にも起こっているんやなーと。ほんで、外国の本を読んでていつも思うけど、嬉しいことは嬉しいし、悲しいことは悲しいし、国やら言葉やらを意識せずに読めて結局はおんなじ人間なんやと思える。2014/09/21

kyon

0
どん底に落ちるまでは転がるように一気に落ちていく。しかし、そこから這い上がるのにはものすごいエネルギーがいるのだ。転落と復活が交互に書いてあるのがどうしても読みにくいので、私は転落を一気に読んだ後に復活の部分を読んだ。交互に読んだらまた違う感想かもしれない。2010/11/21

よう

0
「モグラびと」が読みたかったんだが無かったので似たようなテーマで。  2010/04/06

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