内容説明
9を中心にすえれば、学校で教えない算数がみえてくる。単純明快なシグマ・コードを使って、複雑怪奇な数の世界を転覆させよう!数の天使エンジルが、あなたの旅をおともします。
目次
お守り―風のなかの定点はどこにあるのかしら?(地球の角―第1の鍵;数の元型―第2の鍵 ほか)
エンジルの戦略と解答(マンダラ)
風のなかの9つの定点(パワー・マンダラ;さらなる探求への扉―素数)
象徴―3×3(最後の動き)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浮かれ帽子屋
8
建築家セシル・バーモンドが描き出す数字の神秘。四則演算と素数の概念さえ理解していれば十分理解ができる。1~9までのそれぞれには、神話の世界から宗教の世界から、様々な象徴的な意味が付加されている。もちろん、それらは数学的な数の性質から派生したものである。そのなかでも「9」というをめぐり、数字の持つ摩訶不思議にして理論的な美しい法則に支配された、見た目にも美しいあるカタチを描き出す。数学の魅力をこれから知る子どもにも、数学の魅力を知らずに成長してしまった大人にも読んでほしい良作。2011/09/26
runahi
0
★★★★☆
TAKAMI
0
世界的な構造家セシル・バルモンドの記した小説。しかもテーマが「9」という数字の神秘性について、と聞いたらもうワクワクが止まらない笑。数学を学ぶことは「必要悪」ではない。本当に美しい数の魂、流れについて考えることのできる本。しかも難しい数式なんて出てきません。数のコードをマンダラで表す、なんてすごすぎる。2014/10/02
頼ママ
0
面白かったけれど、時々「?」と考えてしまうところがありました。特にシグマ・サークルはよく解らない。【完璧な内的調和がある】とあるけれど、どこに??? いろいろな数をシグマ数として計算し、9を神秘的な数と結論づけているけれど、その不思議なパワーは10進法の中の9だからであって、9進法なら8,5進法なら4がその役割を果たすんじゃないかなあ。その検証もしていたら、もっと面白かったのに。片手だけで99999まで数えてしまう、古代中国人の知恵には脱帽。2013/03/16
222242@es
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数学を神秘的に捉えなおすなら、この本はお勧めだ。だが、神秘がそうであるように、この本にもまた不十分な点が多くある。他の整数論や数論などの体系的な知識を知らないと、ごまかされてしまうところがある。2011/06/20
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- 和書
- そば屋の引出し