感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
こうづき
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懐かしい書名を見かけたのでつい感想を書いてみます。小説のハウツー本みたいなものはたくさん読みましたが、これはその中でもかなり毛色が違って、抜群に面白いです。新人賞の下読みさんが、送られてきたトンデモ原稿についてひたすら語る話。欲望全開だったり、芸術すぎて凡人には分からなかったり、「あ、うん、楽しそうでいいね……」としか言えない感じだったり、衝撃的な原稿の数々のエピソードが満載の楽しい本です。久美沙織の小説指南本とタイトルが似てますが、中身の方向性は全く違うので注意です。
フンフン
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読者を意識する、そして最初の読者である下読みの方に満足してもらえるような作品を送るのだ。ようし、がんばるぞ!2016/02/23
白としろ
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小説では、「ほんとう」よりも「ほんとうらしい嘘」のほうが力を持ちうる。文学は「伝達」ではなく「表現」なのだから、意味が通じればいい、では済まない。誤字脱字は多いけれど、内容は素晴らしい原稿に出会ったことがない。各賞の性格をよくご研究になり、この作品はここしかないという確信のもと原稿をご送付になってください。一次選考は基本的に相対評価、作家の方々が担当する最終選考は、いわば絶対評価。人が何を求めて小説を読むのか。選評は良き教材。「あなた自身が思うほどには、あなたは特別ではない」 2016/02/13
まっち
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初歩的な文芸論。原稿用紙の使い方も知らないような人が、文学賞に作品を送ってくることが案外多い、というのにはビックリした。2013/06/14
KUAD
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巻末の文学賞、双六が良かった。描写力だね、やっぱ。2011/01/22
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