内容説明
オウム事件は決して特殊な「事例」ではない。世界中に蠢くカルト集団の全貌。カルトの定義からその歴史、教祖の特徴、信者獲得の手口、「ニューエイジ」という仮面の正体にいたるまで。
目次
第1部 カルトとは何か(カルトの定義;カルトの歴史;洗脳、心理的強制、マインドコントロール;カルトの問題点)
第2部 カルトの実態(信者獲得;生理的説得術;心理的説得術;職場への侵入;脅迫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ybhkr
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1995年刊行。アメリカのカルト中心に洗脳の入口や組織のやり方などがかなり詳しく書かれている。20年前と今で洗脳のやり方が変わったわけではなく、ちょっと考えたら、あ、これカルトだ!ってわかるものばかり。インターネットという入口が増えた分、情報も増えたはず。なのになぜカルト被害は減らないのだろう…。ブラック企業の研修の話を聞くとカルトとそっくりでなにがカルトかわからない。海軍はカルトではないのか?って冷静に考えればわかるけど、混乱していたら確かに混同しそう。今読んでも役立つんじゃないかしら?2016/05/17
GP-02
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海外のカルト宗教が実際に行っていた洗脳のプロセスや、どんな人が影響を受けて入信してしまい、その後どのようになってしまったか等が書かれている。これ以外にもあまりの酷さに背筋が寒くなる所もあるが、どれも知っておいて損はない知識だと思う。2011/04/24