目次
第1章 紳士の原点
第2章 もうひとつの流儀
第3章 こだわりの愉楽
第4章 オトコの完成
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅー
5
丸々一冊英国紳士の身だしなみについて書かれている。非常に保守的なイギリスだから、シックであることとはいかに決められた制限の中で、高い品質のものを、自分にあった形で着こなすかということになる。自分にあった形というのも、個性が現れることを指すのではなく、個性を抑えた中でいかに没個性にならないようにするかという禅問答のようだ。それにしても本書を読むとイギリスの階級社会について多く学べる。自身のエリート階級を誇示するための服装規則が延々と記述されており、なんだかなあと思いながら読み終えた。2013/03/18
taskun
0
世の中にはたった二種類の服しかなく、それは「美しい服」と「正しい服」である。そして英国紳士は常に「正しい服」を好むものであり、その「正しい服」について延々書き連ねられている本。そのデザインができた経緯などを踏まえると、驚くほど着る場所は限定される。紳士って大変だなあと思いながら読んだ。2014/07/18
-
- 和書
- 大石悦子 花神俳句館