内容説明
世紀末に読む大人のための新・イソップ物語。
目次
第１章 思い上がり・小賢しさ・そして無知
第２章 国家の危機に備える
第３章 衝突、その他の失策
第４章 リーダー―挑戦に成功した者、失敗した者
第５章 教訓を生かせる者、生かせない者
第６章 悲しい出来事
第７章 外交の活用、悪用
第８章 主義と幻想
第９章 大きな間違い、どでかい間違い
第１０章 偽善者、天才、その他のマル危タイプ
第１１章 結び―希望を持ち続ける勇気
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
puwapuwa
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政治・外交・軍縮のプロが、現代における戦争・暴力・支配の構造を、動物をたとえに描いた寓話集。すごくうまいわけではないけど考えさせられる。「平穏な日々を手に入れたニホンザルの話」「自分の行動を人間に説明したガラガラヘビの話」「ライオンの真似をしたヒツジの話」「力のバランスを信じたセイウチの話」あたりが印象に残った。戦争を起こさないために必要なのは、"力"ではなくて"余裕"なんだなぁと。一話一話が短いので読みやすいし、絵もすてき。2014/11/21
