目次
1 TVゲームを読み解くヒント(TVゲームとハードウェアの関係;TVゲームの題材と動機;ゲームデザインの深淵;ジャンルの定義を考える;グラフィックの特異性;ゲーム音楽の役割とは)
2 TVゲーム制作の現場―実践の個人的な背景
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テッテレこだち
2
ゲームのクリエイターになりたい人のための教科書。これが出た次の年の2月にポケモン赤緑が発売されているので、事実上ポケモン前夜におけるゲーフリのクリエイター哲学、という感じだろうか。プログラミング等の技術というよりはゲーム史を把握した上でどのようにゲームを作っていくか、という理念にウェイトがあるつくりのように思う。個人的にはMOTHER評に驚いた。あとFF6、なさったんですねえ。2024/11/20
ゴルヴァチョフ書記長
2
かなり古い本だが、ゲーム作りの基本的な所はこれで学べる一冊。 ポケモンについては、まだこの時点では出来たてのホヤホヤであり、これから世の評価を貰おうとしている所で終わっている。
yakisoba
2
田尻智が手がけたゲームソフトである「クインティ」から「ポケットモンスター」までのコンセプトの組み立てかたが、分かりやすく書かれた一冊。黎明期のテレビゲームが、まだゲームとしての形すら成していない時期から「ゲームとは何か?」という根源的な部分を考えていく過程は、現在の完全分業化している制作体制の中では見落としがちになっている要素だと思う。2012/04/14
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1
色彩、音楽、通信機能、ほか色々。いまでは当たり前のものが、当時はどれだけ制約が厳しく、それだけ工夫があり、実現時の感動が大きかったことがうかがえる。環境が整うあまり、私たちが忘れている、もしくは知らない開発思想がつまった本だと思います。
Jey.P.
1
ポケットモンスターのゲームデザイナー田尻智氏のゲーム評論・開発記。細かな仕様の分析からゲームの中心にある意図を見出していくのは面白い。2022/04/30
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