萩原朔太郎の俳句と俳句観

萩原朔太郎の俳句と俳句観

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  • サイズ 46判/ページ数 142p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784870243194
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0092

内容説明

著者は、長年萩原朔太郎の『蕪村論』を研究し、独自の解釈を試みるとともに、朔太郎の遺した十七句に視点を当て、その詩的内容を自由に解明した朔太郎論でもある。

目次

1 俳句との関わり(俳句への傾斜;独特の俳句論;無声の音楽詩;近代詩の未来的形態 ほか)
2 蕪村論―漂泊・郷愁の抒情詩人(蕪村に帰れ;蕪村の定評批判;子規の「写生主義」批判;冬の詩人蕪村 ほか)
3 実作十七句の覚え書き(収録二十五句の整理;「向うに海」の内包するもの;暮鳥追悼;類想的手法 ほか)

著者等紹介

倉林ひでを[クラバヤシヒデオ]
1925年高崎市に生れる。本名は秀夫。法政大学文学部卒。俳人協会会員。群馬県俳句作家協会参与。村上鬼城顕彰会理事。群馬ペンクラブ会員。月刊俳誌「麻苧」編集長。1972年上毛文学賞詩部門受賞。1992年群馬県文学賞俳句部門受賞
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感想・レビュー

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nightU。U*)。o○O

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朔太郎の実作になる句は僅か17ほどしか無いにも関わらず、それらに敢えて着目することで朔太郎の中期~晩年の暮らしを俳句との関わりから考え直してみる、という新しい論。確かに朔太郎に句は少ないが、年を経るにつれどんどん俳句に近寄っていったのは事実(というのも忘れがちのことだけど)。今回の作者による作句の注釈も、これを踏まえてより多くのレベルで語られることができるようになるだろう。2014/05/14

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